電圧・電流・抵抗とオームの法則
【Toyo Denso豆知識vol.15】
「電圧、電流、抵抗ってなんですか?」と、誰かに聞かれたら何と答えますか?
「電圧」と聞いてすぐに思いつくのは、「コンセントの電圧は100V」
電圧のことをいうときは「○○V(ボルト)」と読み、電圧の単位になります。数字は電圧の大きさを表わすので、数字が大きくなれば電圧が大きい。ということになります。
次は「電流」です。
「電流」という言葉は聞いたことがあると思いますが、電圧ほどにはあまりなじみがないかもしれませんね。電流は「電気の流れ」を意味しているもので、「電流が大きい」とか「電流が小さい」とかいいます。
つまり、
「電流が大きい」=「電気がいっぱい流れている」
「電流が小さい」=「電気が少ししか流れていない」
こんな感じになります。
電流にも単位があって、電流の単位は「A」と書いて「アンペア」と読みます。
3つめは「抵抗」です。
「抵抗」という言葉は普段の会話でも使う言葉なので、なんとなくイメージできると思いますが、国語辞典でで調べてみると、抵抗とは「外部から加わる力に対して、はむかうこと。さからうこと。」と書いてあります。
抵抗にも単位があり、「Ω」と書いて「オーム」と読みます。
オームと聞いて「オームの法則」を思い浮かべる方もいるかと思いますが、このオームの法則の「オーム」と抵抗の単位の「オーム」の名前は昔々のドイツの偉い学者のオームさんから付けられたものです。
『電圧の大きさ、抵抗の大きさで電流の大きさが変わります!』
なんと、電圧と電流と抵抗には切っても切れない関係があるではないですか!
この切っても切れない関係を表わしたものが、「オームの法則」になります。
「オームの法則」
水槽にホースをつけて水を流す実験を考えてみましょう。
流れ出てくる水の強さ(量)が電流です。
水槽の圧力(地面からの水面の高さ)が電圧です。
水の流れにくさが抵抗です。
ホースが細くて長いほど水が流れにくくなります。つまり抵抗が大きいのです。
オームの法則を図で覚えてみよう!