『周波数帯域とは』
【Toyo Denso豆知識vol.38】
≪周波数帯域とは≫
周波数帯域とは、電気信号や電波の周波数の範囲のことである。
周波数帯域は、伝播に利用する周波数のうち、一番低い周波数と一番高い周波数の間の周波数域を指す。
周波数帯域が広いほど一度に多くのデータを送ることができる。
データの通信速度が速いことを、「帯域が広い」と表現することがあり、デジタル通信の場合では、伝送速度と同じ意味で用いられることが多い。
なお、インターネットにおいてしばしば使われるブロードバンド(broadband)という言葉は「広帯域」のことであり、周波数帯が広く高速通信が可能なことを意味している。
無線LANが利用できる周波数帯として、2.4GHz帯と5GHz帯がある。
2.4GHz帯は古くから利用されているだけに、混雑していると言われる周波数帯だ。スマートフォンやノートPCのWi-Fiだけではなく、Bluetoothも利用している。
また、コードレス電話、ガレージを開けるリモコンなどの機器でも使われているし、電子レンジも利用する帯域だ。
一方の5GHz帯は、無線の世界では2.4GHz帯より新しい帯域だ。そのため、混雑していないので電波干渉が起きにくいと言われる。
つまり、無線通信が安定するというメリットにつながる。こうしたことから、ノートPCなど伝送するデータの大きい無線通信に適しているとされる。